第29日本老年歯科医学会に参加して

先週の6/22に東京で開催された日本老年歯科医学会へ参加してきました。
毎年、出席したいと思っていますが、日程調整ができなく、今回久しぶりに参加することができました。
昔、お世話になった先生や後輩と会うと、いい刺激になり、これからの診療の励みにもなります。

また、今回出席しようと思った動機の1つに昭和大学の高宮先生による特別講演に興味があったからです。
題名は「人生の最終章を輝かせる緩和ケア、全人的ケア、死から生といのちを考える」
というものでした。
歯科医師は医師と違い、人の死に直面することが比較的少ないと思います。
しかし、これからは高齢化社会がますます進み、死を迎える、迎えようとする患者さんと向き合うことも多くなってくるかもしれません。
そのときに、歯科医師として何ができるのかの方向性が見つけられたらいいかなという気持ちがあったからです。
歯科治療を通して、患者さんの健康を守るのは当たり前のことですが、気持ちを共有できる歯科医師になりたいと日々思っています。

誰でも死ぬことは分かっていますが、死に方も大切です。そのときに、何ができるであろうか。
深く考えさせられ、有意義な講演でした。