麻しんとは
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。(厚生労働省サイトより)
なぜ、今麻しんなのか。
2015年に日本で一度麻しんの排除認定が出ています。一度日本から無くなっていることが認められていることです。
麻しんが怖いのは
・感染力が非常に強いこと。
・麻しんに感染することにより、免疫抑制が働き、麻しん脳炎や麻しん肺炎を起こすこと(二大死亡原因)
・先進国でも1000人に1人の割合で死亡する可能性(国立感染症研究所サイトより)
口腔内では口腔粘膜に粘膜疹(コプリック斑)を生じることがあるため、診察時には注意をはらっていきたいと思います。