梅毒
私が所属している日本化学療法学会より、梅毒に関してのリーフレットがメールにて届きました。
梅毒は梅毒トレポネーマに感染することによりおこる全身性疾患です。感染すると2〜3週間後からリンパ節炎や皮膚症状が出ます。
トレポネーマが侵入した部位に、例えば口唇や口腔内に侵入するとしこりが生じます。このしこりは無痛性の硬結で膿を出すようになります。
以上が簡単な概略ですが、皆さんはどのように感じますか。
「なんか、よく分からないけどうつるのかなあ」「怖い病気だな」というところでしょうか。
今、この病気が猛威を振るっています。
梅毒は、2000年には759件しか報告されていませんでしたが、だんだんと増え、2017年には5000件を突破したことが分かっています。
そのうち、3割が東京から報告されています。
梅毒はセックスで感染する性感染症です。
このため、生殖器の病気と思われがちですが、体の部位のいろいろなところに病変を作ります。
もちろん、口腔内にも症状は出ます。
新美歯科医院 新美敬太