がんは癌と漢字で書く。本で読んだのであるががんは組織に深く石のように硬く入り込んでいくようなものであるから、この漢字が当てられたと書いてあったのを記憶している。
先日、病理学講義という仲野先生の本を完読した。とても分かりやすく、とてもためになった。先生もあとがきで述べられていたが、分かりやすく伝えるのにとても苦労したとのことであった。確かに医療は専門用語やある程度専門的な仕組みが分からないと分からない。
それをいかに分かりやすく、イメージしやすいように、伝えられるか。治療が大事なのは言うまでもないが、これからの課題であり、楽しみでもある。
歯科領域にも口腔がんや舌がんがある。加齢であったり、染色体の転写であったり、遺伝子の突然変異であったり、確率であったり、運である。仲野先生の本から学ばせてもらった。